カイジのEカードがおもしろい
推理ゲームを楽しむにあたって、Eカードは見ておいたほうが良いゲームだと思います。
Eカードは、賭博黙示録カイジの8巻から登場するカードゲームです。
Eカードは2人用のカードゲームで、登場するカードは3種類
皇帝
市民
奴隷
この3つのカードはそれぞれ
・皇帝>市民
・市民>奴隷
・奴隷>皇帝
という三すくみの形になっています(市民同士は引き分け)
一見ジャンケンのようですが、カードの構成が面白く、
【皇帝】1枚+【市民】4枚の「皇帝側」
【奴隷】1枚+【市民】4枚の「奴隷側」の2つに分かれて戦います
つまり、奴隷側は5分の4の確率で負ける、いわゆる「圧倒的不利……!!」な構成の手札です
ですが、奴隷側で勝利すると報酬は5倍となり、相手の手を上手く推理できれば非常においしい賭けとなります。
劇中では、聴覚(耳につけられたドリル)とカネを賭けて、Eカードで争うのですが、その駆け引きが面白い!
特にターン毎に皇帝・奴隷の先手後手が入れ替わるので、カイジと利根川の心理や行動の読み合いが凄まじく、その心理の移り変わりの様子がとーーーっても長く語られます。
推理力がフルに試される心理戦のEカード。
かけるものが大きければ大きいほど、通常の判断ができず悩むという非常に特殊なゲームであります
現実世界だと、どちらかがパターンを読んでしまうと、ハマってしまって勝敗が明らかに決まってしまいそうですが…。
ぜひ確認してもらいたいゲームの1つです。